軒の深さについて、今まで「900㍉程度がいいな」と思っていました。
理由は、重心が低く見えて落ち着いた佇まいとして美しい。夏の高い陽射しを遮ってくれる。外壁は汚れない、などという利点からです。
先日出席した研修会で、「軒の出と外壁の雨掛かり」についてのデータが発表されました。
その実験結果は、軒の出が900㍉の場合、軒下約2メートルまでの外壁には1年を通してほとんど雨が掛からないというものです。
ちなみに軒が150㍉だと直下の外壁から雨が掛かるそうです。
こういう数字的根拠が示されると、今まで経験的に理由付けしてきたことに、より自信がつきます。