「子どもとの約束は、絶対に守らんとな」と、突然鳴った携帯。
夏休みに息子と釣りに行く約束をしてくれた職人さん。
「30分後に、ナントカの信号で待っちょって」
(え・・・)
あれよあれよという間に
海に着いて、沖に出て、チャプチャプと波にゆられ(汗)
釣れると
「上手いぞ~、これなら負けんっちいう、自分を持っとけよ。
仕事も同じで。お、いいぞ~」とおだてられ
釣れなくなったら、
「こんな時もある。おいちゃんも1匹も釣れんで帰ったことも何回もある。
仕事も一緒で。ダメやったらすぐ次のことを考える。いいな」と諭される。
「うん。うん。」と、息子がうなずき
「仕事も遊びも、場数を踏むこと。 」
「魚に来てほしいと思ったら、こっちが誘わんとな。人も一緒で!」
(仕事と釣りは、一緒か・・)
と思いつつ
「はい」「はい」と、私もうなずく。
「もし一匹も釣れんかったら、かわいそうやけん、朝釣っておいた」と
魚を持たせてくれ
「じゃあ、またな」って。
「オレ、握手してくる」と、職人さんの手を握り
「ちゃんと約束守ってくれたなぁ・・」と、心の貯金をした息子。
大人はこうやって子どもに背中を見せるんだ。
私も大事な貯金ができました。