今日は、福岡県飯塚市にある「株式会社三宅建築工房」という工務店の現場研修に行ってきました。
三宅社長とは、昨年の秋に初めて会って以来、家づくりの感性が何となく近いものがあるな…と思っていたので、今回の研修は楽しみでした。
前半は三宅建築工房さんが手がけている現場を3件(完成邸2件・工事中1件)見学させてもらい、後半は三宅社長からの「パッシブデザインについて」の講義を聴きました。
現場はどのお宅も、土間や中2階・小屋裏などがある多階層のつくりで造形的にも凝っており、内装材は杉・コルク・ほたて貝の塗り壁などの自然素材で、とても気持ちの良い家ばかりでした。
後半の講義を聴き、これらの基になっているのが「パッシブデザイン」なのだということがわかりました。
自然の風通しや庭木の影からくる涼しさ、太陽の明るさや陽射しからくる暖かさなど、家の周りにある自然環境のエネルギーを積極的に採り入れ、人口のエネルギーをなるべく消費しないという考え方です。
部屋に入ってくる風は低いところから高い窓に抜けます。
自然素材の内装材は外が寒くてもあまり冷たく感じません。
多階層や自然素材の内装材は、「単にそれらが良い」というだけではなく、三宅社長の考える家づくりの中で「パッシブ」という絶対的な柱のもとに生まれたデザインだったのです。
実際にお住まいになってる方の住み心地も聞けて、ますます共感する部分が広がりました。
これからも交流を深めて行きたいと思います。